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経営基盤作りにIT活用に踏み切った印刷業

経営課題 : 厳しい印刷業界の中で、結果オーライで、全社に危機感がない
-強靭な企業体質作りへ一歩を踏み出す-

株式会社木万屋商会

代表者 石坂 満 石坂 満
本社所在地 〒103-0023
東京都中央区日本橋本町3-3-4日本橋本町ビル4F
拠点 本社・工場 及び 市川工場(千葉県市川市)
売上高 13.6億円
従業員数 40名
創業 1969年(昭和44年2月)
企業紹介
  • 印刷業:コンピュータ用連続帳票、端末用入出力用紙、事務用帳票、紙卸、糊開発等
  • 顧客数 約300社
  • 100%受注生産型
  • 売上構成 上位3社 70%、内1社で50%
  • 売上、利益とも順調に伸びているが、価格競争・少量多品種・短納期対応が必要

社長の困りごと

  • 不況業種の印刷業で、なぜか好調だが、理由が分からず不安
  • 経営計画はあるが、思いだけでレビューができていない
  • 何が儲かって、何が儲かっていないのか分らない
  • 売上上位顧客への依存度が高く、リスクが高い
  • 新規顧客獲得力をつけたい

きっかけは?

  • 先代が同業大手の営業マンを営業開発部長として迎え、同部長は経営の実情を見て、早急に経営基盤を作り上げていかないとまずいとの認識から、知人の紹介で、ITコーディネータの支援を得ることとした。
  • そして同部長は、ITコーディネータの支援を得ることを社内に提案し、経営幹部で現状分析、経営戦略の合意形成、その実現のための経営計数管理の進め方を学んだ。

こうして解決した

  • 経営計画のPDCAが廻る企業体質づくりのため、まず「経営の見える化」
  • 営業予算・実績管理および受発注・生産管理システムをアクセスにて構築を計画
  • 市販販売管理、財務管理パッケージの組合せにて全社経営計数管理の基盤作成
  • 時間をかけ、エンドユーザーの理解を得ながらプロトタイプ方式で段階的に実現

こうして経営課題を解決!
「経営の見える化」を実現し、経営計画のPDCAを廻して戦略的な経営を実行する

「ITありき」ではなく、「経営戦略ありき」の気づき

  • 第1フェーズは、営業担当自身による年度予算の入力、受注入力、予算実績管理が自律的にできることを目指し、上司、社長までの営業状況の可視化を実現した。
  • 第2フェーズは、受注データから、製造指示データへの変換により、資材発注、製造指示、製造実績入力を可能とした。このシステムと販売管理パッケージ、財務管理パッケージを連携し、経営計数管理の基盤が構築できた。

課題解決のポイント

  • 先代が可愛がっていた大手ビジネスフォーム企業の営業マンを営業開発部長として迎え入れた。
  • 営業開発部長は新規顧客・新規製品の開拓に辣腕をふるい、全社の雰囲気も変化。
  • 同部長はCIOの役割も担い、「ITありき」ではなく、「経営戦略ありき」を浸透させるため、2週間毎の経営幹部による勉強会を兼ねたIT推進プロジェクト会議を開催した。
  • 社長・副社長は不得手なITについては消極的な姿勢をみせていたが、少なくとも「経営戦略フェーズ」については参加を得た。
  • IT活用に当たっては、身の丈に合ったシステム作りとすべく、時間をかけ、エンドユーザーの理解を得ながらプロトタイプ方式で段階的に、一歩一歩進めた。

IT活用成功のポイント

本番後も、安定稼働にもって行行くため、プロジェクト体制を維持し、経営戦略フェーズでの原点に戻り、その時の思いが実現できているかをモニタリングし、問題があれば手を打っていった。

  1. 「ITありきではなく、経営戦略ありき」を社長のみならず、経営幹部の合意を得ながら進めたこと。ことあるごとに経営戦略の原点に戻った。
  2. 経営戦略フェーズ、IT化方針設定フェーズ、システム要件フェーズでの営業開発部長のリーダシップ。
  3. プロトタイプ方式の開発、段階的な機能のリリースで消化不良を回避。
  4. 基幹システム前にグループウェアを導入し、IT活用の習熟度を上げて対応した。
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