町工場に組織力をつける!まずはプロセスの可視化から
付加価値重視型企業経営を目指す北光金属
強靭な企業体質作りへ一歩を踏み出す-
強靭な企業体質作りへ一歩を踏み出す-
北光金属株式会社
| 代表者 | 代表取締役 斎藤宏通 | |
| 本社所在地 | 埼玉県志木市 | |
| 拠点 | 岩代工場: 福島県二本松市 |
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| 売上高 | 40億円 | |
| 従業員数 | 85名 | |
| 創業 | 設立1968年 (昭和43年) |
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| 企業紹介 |
金属加工業
当社は、電気製品のスイッチなどに用いられる電気接点用の金属材用やクラッド(金属を金属で覆うための接合方式)材料を中心に、金属接合用のロウ付け材料、特殊加工を手掛けています。
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社長の困りごと
典型的な町工場で、在庫管理があいまい、担当が工場内を探し回ることが頻繁におきていました。
工程管理も担当任せで、納期が守れない、納期の問い合わせがあってもタイムリーに回答できないなどの課題を抱えていました。
年間2万品種の少量受注生産(売上が同じとして5年前の10倍の品種数)という受注の小口化、短納期対応によるコスト高は避けられない状況下にありました。
きっかけは?
関東経済産業局にIT投資補助金の申請をしにいったときに、局から国の事業として経営者研修をしていることを教えられました。
ITの分かる社員を研修に派遣したのですが、研修では「ITありきではなく、経営戦略ありき」と教えられて帰ってきました。
私はプログラムを組んだ経験もありますし、IT活用については分かっているつもりでしたが、担当者の報告は「目から鱗」でした。
こうして解決した
<対策のポイント>
数値による生産管理の充実として、(1)在庫情報の公開、(2)工程別、製品別歩留まり率の把握と計画への反映、(3)生産のタイムリーな進捗把握、(4)生産ロットごとの原価管理、(5)最適原料配合計算などを目指し、生産管理システムと当社独自の課題である材料の最適配合計画との結合をはかりました。
<成果>
製品の受注毎に損益の分かるシステムにして、財務管理システムへバッチ転送し、分析データの作成が出来るような経営計数管理が充実しました。
結果的に、経済産業省が進める「IT活用型経営革新モデル事業」に採択され、IT導入プロジェクトがスタートできました。
課題解決のポイント
◆社長の思いの経営課題への絞り込み
- 人材育成システム作り (個人目標管理定着)
- 短納期体制作り (生産管理再構築)
- 品質管理の向上 (5S活動の継続)
◆IT 化方針の設定
- 方針1:生産管理システム再構築(価値創造型IT 投資に主眼をおく)
- 方針2:情報系:グループウェアによる社内コミュニケーション強化
◆生産管理システム導入の目標
- 生産コスト削減 :30%減
- 在庫削減 :30%減
- 納期遵守率(現在約70%) :90%以上
◆生産管理システム導入の期待効果
- 経営計数管理の充実
- 製品の受注毎に損益の分かるシステム
- 財務管理システムへバッチ転送し、分析データの作成
- 数値による生産管理の充実
- 在庫情報のオープン化
- 工程別、製品別歩留まり率の把握、計画への反映
- 生産のタイムリーな進捗把握
- 生産ロットごと原価管理
- 最適原料配合計算
- 計画技術の標準化による技術保存
- 製品品質の安定化
◆社内コミュニケーション強化策
- ネットワーク環境整備
- グループウェア導入
社長の一言
IT導入にあたって、「ITありきではなく、経営戦略ありき」であることに経営幹部も気がついたということ、IT導入実施を経営幹部、現場のマネジャー、現場担当者へと段階的に展開していったことで、消化不良を起こさずに進めることが出来ました。
IT活用成功のポイント
- 「IT ありきではなく、経営戦略ありき」を社長のみならず、経営幹部の合意を得られながら進めたこと。ことあるごとに経営戦略の原点に戻ること。
- 経営戦略フェーズ、IT 化方針化設定フェーズ、システム要件フェーズでの社長のーダーシップ
- 社長とIT スタッフからはじめ、経営幹部、現場のマネジャー、現場へと段階的にプロジェクト展開を行ったことで、消化不良を起こさず、ここまで来れた。