事例1.受注から製造・納品まで業務全体を見える化
事業企業の概要と経営課題
項目 | 説明 |
業種 | 製造業 |
規模 | 資本金3,500万円、従業員 約25名 |
主な製品 | ①車慣例試作品の設計製造 ②(福祉用)特殊仕様の車の設計から製造までの受託 ③特殊バッテリー装備(自社製品) |
経営課題 | ・品質管理の強化 納入後のクレーム対応でお客様の満足度が低下、さらに他案件の製造にも影響を与える。 ・他の製造への悪影響 自社製品の製造において、品質低下や納期遅れ等の悪影響を与える |
経営課題の原因と背景
・機械設計から電子回路および組込みソフトまで対応できる高い技術力を持っており、試作品や特注品等の一品モノを扱っているため、案件マイに内容が異なり設計製造の作業の進め方(見積りや受注の処理あるいは納入前の検査)が、技術者任せになっていた。
・納期に追われて出荷前検査が不十分なため納入後のクレームとなっており、余った部品が他の案件で再利用できない状況が発生していた。
・技術者の作業時間をExcelで集計して管理してるが、全体の管理に留まっており案件毎の作業コストの管理ができていなかった。さらに材料や部品の在庫管理ができていなかった。
解決策の概要
設計製造の業務の流れを標準化して、販売会計管理クラウドサービスを導入した。
解決策への期待及び効果
- 受注時のお客様要望を記載する仕様書や検査結果を記載した報告書が標準化されていて作成されていることで品質が向上してお客様の満足度が向上する(今後改善が期待できる状況)
- 見積・受注・納品・請求などの業務の流れが標準化されたことで、バックオフィッスの業務処理の効率が向上した。
- 売上の状況や購買の状況をお客様毎に製品毎にリアルタイムで見えるようになり、月次決算ができるようになる
- 従来のオンプレミスで見積りを取ったところ、サーバや業務ソフトの購入費用が200万円程度であったが、クラウドサービスを利用することで月謝利用料が数万円に低減できた